こじらせ人間の日常

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黒執事24巻 感想


黒執事24巻の感想とちょっとした考察です。ネタバレ含みますのでご注意ください。


さて、前巻から「青の教団編」に突入した黒執事

枢先生がTwitterで「今までにない黒執事になってると思いますのでちょっとびっくりするかもしれませんが」と仰っていたので一体どんな展開になるのかワクワクしながら読んだら…

「ファントム・ファイブ」だと…!?

めちゃくちゃ笑いましたファントム・ファイブ。ローブ姿のときに1人だけ身長が低かったので、もしかしてシエルがアイドルに!?と一瞬期待しましたがハーコートくんでした。シエルはプロデュースする側でしたね。それも鬼畜プロデューサー。さすがファントム社の社長です。

いやあ、それにしてもハーコートくんの太ももが素晴らしいですね…。完全に女の子にしか見えないかわいい。「来場者のことをお兄ちゃん・お姉ちゃんと呼ぶこと」と設定書に書くシエルわかってます。

チョイ悪で強引なエドも新鮮でいいです。シエルが言っていたように、地位・教養・品位・人望・容姿と持っているものは完璧なのに「シスコン」というただその1点で全てをぶち壊してるのが最高です。エド好きだよエド。

P5がどのようにS4を巻き返すか、シエルの策略が楽しみです。もし本当にこの2つのグループがいたら私なら確実にP5を応援しますね!ハーコートくん激推しになりますかわいい。弟系小悪魔にお金搾り取られたい。


そして、スフィア・ミュージックホールの裏で行われていたことも徐々に明らかになってきました。

セバスチャンの潜入によりホールの奥の施設で参加者の血液を集め、輸血実験を行なっていたことはほぼ確定。

ニナによると、S4よりも上位の「お星様の名前」を持つ者がいるらしく、その方たちの部屋も施設の奥にありました。シリウス様と呼ばれる人物はすでに少し出てきましたが、なかなか豪華な部屋で暮らしてる様子。カノープスは真逆の質素な部屋で、ベッドの脇と上にある血の付いた包帯が気になります。ベガの部屋はとてもかわいらしくて女の子だろうなというのがわかりますね。ドレッサーや枕、ぬいぐるみが2つずつあるので双子でしょうか。

そして一番気になるのがポラリスの部屋。部屋中が荒れていてぐちゃぐちゃです。相当暴れまわったんでしょうね。ポラリスが現在どのような状態にあるのか怖いです。

この星の名を持つ者たちは一体何者なのか…?非常に気になります。


終盤ではサリヴァンちゃんが実験を成功させ、それぞれの星の名の血液の赤血球表面にある物質が異なっていることを発見。

これらのシリウスカノープス、ベガ、ポラリスという4つの分類はABO式血液型による分類で間違いないと思います。血液の分類は1900年頃に発見されたそうで、シエルたちの生きていた時代にはまだ血液型というのが存在しなかったんですね。

で、シリウスが一番珍しいと言われているのでAB型。その次に珍しいカノープスはB型でしょうか。坊ちゃんはAB型なんですねふむふむ…。

バイオレットもAB型なようで、ブラバットに「シリウス様の光が弱まっているからキラキラを分けてほしい」と言われて輸血させられているようです。

恐らく、他のS4のメンバーは純粋に自分たちが再び輝く場所を見つけることができた喜びでアイドルをしているのだと思いますが、バイオレットだけはミュージックホールの「怪しさ」に気づいているのだと思います。

毎日が充実していて楽しそうな他のメンバーを見るバイオレットを見るのがつらい…。


でもサリヴァンちゃんが実験を成功させたことでブラバットがインチキ占い師だという可能性が濃厚になったんじゃないかと。

あのカップに血を垂らす占いはサリヴァンちゃんがやっていたように血液型によって色が変わる液体を使い、「B型はマイペース」とか「AB型は天才肌」とかそれぞれの血液型の性格を適当に言っていただけなんじゃないでしょうか。まあ実際には血液型と性格の関係は何の科学的根拠もないらしいですが。

セバスチャンやシエルが現れたときも、人間じゃないと見抜いたセバスチャンだけを見て「君は…」と驚いたのではなく「君らは…」とシエルも含めて言っていましたし、2人のことを元々知っていたのでは?だからセバスチャンが悪魔ということも知っていた。

リジーを占ったときも「婚約者について悩みを抱えている」ことを見抜いていましたし、リジーについても元々知っていたんじゃないかと。となると、シエルたちに近い人物が裏で手を引いてるのではないかと思います。例えばアンダーテイカーとかアンダーテイカーとかアンダーテイカーとか。


さて、そんな中気になるのがやはりリジー。せっかくセバスチャンが連れ戻したのに脱出してしまいました。それにしても悪魔であるセバスチャンを剣先でほんの少しでも捕らえることができるとは、さすが剣術の天才です。

しかし、そこまでしてリジーはなぜミュージックホールに留まり続けるのでしょう…。「あたしだけはそっちに帰れない」というセリフも気にかかります。本当は帰りたいけど帰れない、もう後戻りできない、そういうことでしょうか…?


大量の血液はどこに消えているのか、星の名を持つ者は何者なのか、リジーがミュージックホールに留まる理由とは何か、そしてこの騒動の裏で手を引いてる人物は一体誰なのか?

これらの謎が明かされるかもしれない25巻も楽しみです!