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こじらせ人間の日常

アニメ・漫画・ゲーム・映画などの雑感

がっこうぐらし!9巻 感想


ものすごく今更感満載ではありますが、相変わらずマイペースに「がっこうぐらし!」9巻の感想を。


いよいよ大学編も佳境に入り、クライマックスへと向かっている「がっこうぐらし」。

前巻ではついに武闘派が動き出し、アサシンシノウの活躍によって穏健派や学園生活部のメンバーが次々と捕らえられてしまう危機的状況に。

るーちゃんと離ればなれになったりーさんは憔悴しきっているし、最近覚醒してめちゃくちゃ頼りになるゆきも精神が不安定になったのかめぐねえの姿が見えるし、くるみちゃんはもう裏表紙からして嫌な予感しかしないしで初っ端からいろいろとヤバい。

アサシンシノウがゆきたちが監禁されている部屋にやって来て高上殺しの犯人について問い詰めますが、ゆきたちではないことを確認するとボウガンで撃ってしまったことを高上の代わりに謝ったり、鍵を開けておくから逃げてと言ったり、るーちゃんについても素早く理解を示したりとめちゃくちゃいい子。アヤカたちの指示に従ってはいますが、やはり武闘派のやり方には納得できないのでしょう。シノウちゃんだけは違うと思ってたよ!

そして捕らえられた穏健派と武闘派が直接話し合い何とか高上殺しの誤解を解こうとしますが、…おや?タカヒトのようすが…?タカヒトが感染しているとわかったときのアヤカの嬉しそうな顔がホラーでしかない。

その頃、みーくんは理学棟にいる青襲さんという女性(6巻巻末の電波受信記録を書いた人)から現在起こっているパンデミックは接触感染だけでなく空気感染する恐れもあるという情報を聞きます。

確かにそれならかれらとは接触していないはずの高上やタカヒトが感染した理由もうなずけます。ですが、空気感染だとしても学園生活部のメンバーが大学に来た直後に立て続けに2人も感染するというのはやっぱり引っ掛かるんですよね…。

恐らく高上やタカヒトの感染源はくるみちゃんなのではないかと私は思います。

この状況化で生き残っていることからも学園生活部のメンバーに空気感染の抗体があるのは確か。しかしくるみちゃんはめぐねえと接触してしまい、鎮静剤などを投与したものの完全に治癒できなかったせいで、意識はあるが身体はかれら化するというアルティメットくるみになっているわけです。つまり、そこら辺にいる普通のかれらとは違う特殊な状態。そのために高上とタカヒトはアルティメットくるみを受け入れられず突然変異を起こして空気感染してしまった…的な。

高上はボウガンで撃ったときにくるみちゃんと接近しており、タカヒトもその後くるみちゃんとみーくんを追い回しています。その時に2人とも感染したんじゃないかと。それ以外にくるみちゃんと会う機会はないですし。

高上のほうが発症が早かったのはくるみちゃんにより近かったのとタカヒトはヘルメットを装着して防御していたからではないでしょうか。一緒にいたタカシゲもその時感染したが発症する前に死んでしまった。

ただ、くるみ感染源説で問題になるのがゆきたちや穏健派のほうが毎日一緒にいるのになぜ感染しないのか?ということ。ほんの少し近づいただけで感染してしまうのにあんなに近くで生活していて感染しないわけがないだろうと。

…うん、それはきっとあれだ、ゆきたちはめちゃくちゃ強力な抗体を持ってるからちょっとやそっとのことじゃ変異したりしないんだ。きっとそうに違いない。


そういえば、8巻のカバー裏にあったキャラクター設定資料集を見ていて、武闘派メンバーの名前、特に苗字がその人のポジションというか立ち位置を表しているのでは?ということにふと気づきまして。

がっこうぐらしでは個性的な名前のキャラクターが多いですが、武闘派の5人は何だか意味がありそうだなと思ったのでそれぞれ書き出してみます。


頭護貴人
これはもうそのまま、「頭」を「護」る「貴」い「人」じゃないですか?タカヒトは自分が「選ばれた」と思っており、それは8巻でも彼が言っている通り「上に立つ人間」に選ばれたという意味。「頭護」はまさにリーダー的ポジションであることを表していると思います。

城下隆茂
城下というと城下町しか思い浮かばなかったんですが調べてみると「城下の盟」という故事があるらしく、「敵に首都まで攻め入られてする、屈辱的な降伏の約束」のことを言うそうです。この「屈辱的な降伏」がくるみちゃんを襲おうとしたものの最後は命乞いをしたタカシゲにダブる気が。タカヒトという領主を取り囲んで生活してる城下町ポジション。

神持朱夏
アヤカもわかりやすいですね。彼女も自分は選ばれた人間だと思っていて、「この世界は私のためにある」だとか「私は無敵」だとかまるで自分が神にでもなったかのような頭おかしい言動をしています。でもこんなこの世の終わりみたいな状況を謳歌できるのもある意味才能だなと思いますけどね。「神を持つ」から神ポジション…というのもアレなので自称神ポジションで。

右原篠生
「右」という漢字には「右腕」や「右に出る者はいない」などの「他と比べて優れている」というような意味合いがありますよね。シノウちゃんはアヤカからも「大切な人材」と呼ばれるほど武闘派きっての戦闘要員で、極めて重要な存在です。ということで右腕ポジション。

高上聯弥
高上は「高い」「上」といった立ち位置に関する漢字が使われてますが、武闘派の中で上のポジションにいたわけでもなくというか一番下、能力が高いというわけでもなくボウガンで威嚇しようとしてミスるし、真っ先に切り捨てられそうな彼がなぜ武闘派にいたのかが正直疑問なのですが…。まあ、名前は「高い」所から落下して死んだってことを表してるんじゃないですかね(適当)


こんな感じで、高上を除いてはそれぞれの名前が現在の立ち位置のようなものを示しているのではないかと思います。

一応、穏健派のメンバーの名前も何か意味があるのかなと思ったのですが武闘派のようなわかりやすい意味は見つけられませんでした。

ただ、「出口」「喜来」「光」といった明るいイメージの漢字が使われているような気がしないでもない…?武闘派は5人中3人死亡(内1人は不明)ですが穏健派は全員生き残りましたからね。

名前といえば、学園生活部のメンバーは名前がひらがなで表記されていますが、大学メンバーはカタカナ表記なのは何か理由があるんでしょうか。高上だけはなぜか漢字ですが…ってまたお前か。

今のところ高上は女の子に向かってボウガンを撃ちかれら討伐は彼女であるシノウちゃんに「私のほうが上手いから」と言われ任せるしかなくその彼女を妊娠させておきながら自分は感染してしまいたった1巻登場しただけで死んでいったクズって印象しかないけど大丈夫だろうか。


さて、話を戻して9巻の感想に。

学園生活部のメンバーが解毒剤を持っていると信じ込んでいるタカヒトは解毒剤を出さざるを得なくするために校門のバリケードを破ってかれらを侵入させ、何を考えているのかサイコパスアヤカが放送室からサイレンを鳴らしてさらに大学内におびき寄せてしまいます。

すると、ゾンビパレードの列に混じって行進するくるみちゃんの姿が!なんてこった!

必死にゆきが呼びかけるも反応を示さず、ああ…くるみちゃんはもうダメなのか…と絶望していたところの、

床ドン!!!!!

こんなの惚れるに決まってるじゃん…結婚しよ…。

そして、もう意識がほとんどなく、いつかれら化するかわからない状態のため学園生活部の皆から離れようとするくるみちゃんに、「最後まで一緒だよ」とゆきは約束する。たとえお別れする日が来ても、最後のその瞬間まで4人で一緒にいたい。ゆきがサークルノートに書いた「学園生活部は不滅です!」の言葉が浮かび、私の目にも涙が浮かびます。

一方、校舎に戻りるーちゃんを探していたりーさんはやっとの思いで別れた場所にたどり着き、床に倒れたままのるーちゃんを発見。しかしすでにかれらも校舎内に侵入しており逃げ場がなくなってしまいます。

るーちゃんの導きで意を決して窓から飛び降りたりーさんですが、降りた先にはなんとかれらが。足を痛めてすぐには動けないりーさん。どうしようヤバい!と思っていたところ、鮮やかに後ろからアイスピックでかれらを一突きしりーさんを助けてくれたシノウちゃんの一言、

「妹さん…見つかったんだね」

こんなの惚れるに決まってるじゃん…結婚しよ…。

その後、暴走したタカヒトが車で突っ込んでくるなど危ない場面もありましたが全員で反撃体制をとったことで諦めてくれた様子。学園生活部も無事再会できました。

それにしてもタカヒトの生命力というか生への執着心はすごいですね。「感染したら排除」というルールを定めておきながらいざ自分が感染したら「俺は選ばれたのだから生き残る!」ってそりゃ自分勝手すぎるだろう…。なかなかしぶとかったですが最後はアヤカにまで裏切られて死亡。

そんなアヤカも「私は選ばれたから死なない」となぜか絶対の自信を持っているようですが、大学から逃げ出してすぐ車が止まりかれらに囲まれてしまいます。このままあっけなく終わってしまうのか…?

でも個人的にアヤカはここで終わらない気もします。というより、これだけの自信があるからにはそう簡単に終わって欲しくない。何か最後にやらかしてくれるのを期待します!


大学での生活も終わり、いよいよ最重要目的地であるランダルコーポレーションへと向かいます。くるみちゃんと最後まで一緒にいることを約束し、りーさんは現実を受け止めるーちゃんと決別することができ、これで学園生活部はもう何があっても大丈夫でしょう。

ランダルでは現在起こっているパンデミックについての真相が暴かれるのかどうか。そして、その時に学園生活部が抱くのは希望かそれとも絶望か…。

物語の核心に迫りつつある次巻も楽しみです!


ゴスロリで酒豪のスミコの行方も気になります…。